だが出張も良いものだ。
なぜなら新幹線の移動中、集中して本が読める。
今回の移動中に選んだ小説は、今年文庫化された、
『向日葵の咲かない夏』 著者:道尾秀介

最後の最後まで、本当のことが読み手に悟られないよう、
しかも、違和感もなく様々な表現を駆使して文章を構成しているところはさすが!
ラストに語られる主人公の心情も、どこか他人事に思えない。
前にも言ったかもしれないが、本でしか味わえないおもしろさ。
決して映像に出来ない世界が、本の中にはたくさんある。
この『向日葵の咲かない夏』も、そんな本でしか味わうことの出来ない魅力を存分に楽しめる。
素敵な本に巡り会えたことに感謝!
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