東京島

このところずいぶんと忙しく働かせていただいたため、なかなか読み切る時間がありませんでしたが、昨日やっと年をまたいで読んだ本。

東京島 (桐野夏生 著)
東京島
あとの解説を読んでわかったのですが、この内容を第一章で終わらせる計画だったことにまず唖然。

とは言え第5章でストーリーは幕を閉じ、解説ではこれ以上ない結末に絶賛しているが、正直こういう日記風(?)な閉め方で良いのかは疑問。

ストーリーの結末としては意外性をはらんだものでしたが、わりかし落ち着く所に落ち着いたかなという感じがする。

内容は非常に考えさせられ、『人は何かを失うと、代わりに何かを得る』『人は何かを得ると、何かを失う』といったものを、様々な表現で各所に散りばめ、無人島を舞台に繰り広げられる女性1人・男20数名の漂着者の共同生活。

この本なら映像に出来そうだな~と思ってネット調べたら、、、

あれあれ、今まさに映画公開されているのね。(現在は大阪だけ?)

参照HP→『東京島 公式サイト』

無人島に女性1人・男20数名の漂着者の共同生活~!な~んて聞いたら、よからぬ妄想を膨らませない人はいないだろうが、どうも初っぱなから男にとっての夢は打ち砕かれる。。

それにしても映画での主演女優はなんて綺麗な方でしょう~.。゚+.(・∀・)゚+.゚

そうそう!こういう人を想像して買ってしまった本なんだけどね(^_^;)

とは言え、そこに暮らす人々の過去に触れたり、変化する生活はもとより、感情、はたまた精神までもが目まぐるしく変化していくストーリー展開は非常に読み応えがありました。

DVDも今月出るそうですね。

豪華かキャストでの映像で『東京島』を鑑賞するか、おどろおどろしい想像を思い浮かべながら活字で『東京島』を読むか。

それはあくまでもあなた次第。。。

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Posted by monpa. at 2011年01月10日09:14

この記事のコメント

見つかっちゃいました。(笑)
読んでから観るか、観てから読みか。
私は前者の方ですかね。
映像化するとイメージが壊れるケースが多いので。
Posted by ミキさんミキさん at 2011年01月11日 12:36
ミキさんこんにちは!
>映像化するとイメージが壊れるケースが多いので
たしかに。
本って、映像に出来るものと出来ないものってありますよね。映像に出来ない、且つ、名作に出会えると非常に優越感があるのは私だけではないはず。
静岡で生まれ育ったミキさんには是非《イニシエーションラブ》を読んでもらいたいです。
Posted by monpamonpa. at 2011年01月12日 09:34

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