また一冊読み終えました。
今回読んだのは
《イニシエーション・ラブ》 著者:乾くるみ

この文庫の帯にはこう書かれている。
「二度読みたくなる本は、そうあるものではない」
と。
ハッキリ言おう。
この文面は間違っている。
正しくは、
「すぐに二度目を読みかえしたくなる」
であろう。
なぜなら、最初から最後まで一連の流れて進んでいるストーリーと思いきや、最後のページ、ラスト二行目で、このストーリーは全く違う物語へと変貌してしまうからだ。
詳しいことは読んだ人のお楽しみだが、トリックをある例えに直すと、
「子ガエルって、10回言ってみて!」
「子ガエル子ガエル子ガエル子ガエル子ガエル子ガエル子ガエル子ガエル子ガエル子ガエル」
「カエルの子供は?」
「子ガエル~!」←本当はオタマジャクシなんだけどね♪
と言うようなものかな。
(読んだことある人にはこの意味分かるよね♪)
最初は全文読んでも、どこが面白かったのか気がつかなかった。
表紙の背表紙を読んで、ん?「最後の二行目は、絶対に最初に読まないで!」と、書いてあるのを見て最後のページを読み返してみると、あれ?あれ?ん?もしかしてこれって?ん?あ~~!!∑( ̄ロ ̄|||)
と、思った瞬間、また読み返していた。
すぐに読み返さずにはいられなかった。
というわけで、私もまんまと、この著者にやられてしまったわけだ。(><。)。。
そういった意味で、一度目よりも、二度目を読み返したくなった瞬間がたまらなく面白い一冊だった。
monpaお薦めの一冊です♪
ぴんぴんさんありがとう!