被災者の方々には本当に何と声をかけたらよいか分かりません。
実は震災翌日、妹の結婚式がありました。
本人達も相当悩んだらしいのですが、それでも周りの助言もありながら、祝宴を挙げることとなりました。
今日は、そのご報告も兼ねて、当日の様子を書きとどめたいと思います。
3月12日 天気は快晴。
祝宴会場に二人が選んだのは、静岡駅南の《迎賓館》。
震災によって交通機関が麻痺している中、遠方から親類・友人が多数集まってくださり、二人の門出を一緒に祝ってくださりました。

チャペルにて、おごそかに始まった結婚式。

何かと最近ケンカが多かった妹と私ですが、そんな感情はどこかに吹っ飛んでしまうほど、この日の妹は本当に綺麗でした。

いつも一緒に遊んでくれたお姉ちゃんの姿に、こども達はどう映ったのでしょうか?

恥ずかしながら、目頭が熱くなるのを覚えました。
こんなはずではなかったのに。。
新郎も昔から知っているので、なおさらうれしい。
父親でもないのに、何なんでしょうねこの感情は。
披露宴も手作り感いっぱいのお持てなし。

二人には、いの一番にお酒を注ぎに行かせていただきました。


数日前に、妹を泣かせるほどに攻めたあの一件を恥じる。

何も言えない。

でも、ただただ思う。

本当に本当におめでとう。
本当に本当におめでとう。

幸せな家庭を築いてください。
本当におめでとう。