講師は、ジャイロ総合コンサルティング株式会社 代表 大木ヒロシ氏による、
~不況でも見方を変えればチャンスが見える~
「起死回生勝ち残り戦略」
と、いかにもコンサルティングの方々がおっしゃるようなフレーズですが、それでも内容は非常にわかりやすくとってもおもしろい講演会でした。

要は、昔は売れる物がハッキリと見えていた。
が、今は需要が見えない。
消費者は「買う気」も「購入資金」もある。
『良いものは売れる可能性がある』→だから売れるとは限らない。
人の購買意欲は、『興味』『関心』『おもしろい』で左右されやすい。
つまり、
『相 手』→『能力』×『意 図』
(消費者)→(お金)×(買う気)
平成16年にはITバブルが弾けアメリカがこけるものの、同じ年のオリンピックで一気に日本の経済効果が1兆円を越えたという事実は、見えない需要の地面を、パワーシャベルでごぞっと掘り返して生み出たモノであり、景気が悪い状況をただただ景気回復を待ち望んでいることは、沈み行く船に、なにもせずに船に乗っかっているだけの状態と同じだと説く。
上記のようなことは、昨今良く言われていることだが、なによりこの講演が良かったと評価できることは、講師のハッパのかけ方だ。
とにかく良く笑わせてくれた。
この、『笑う』と言うことが、なによりも会社の元気には必要で、うつむきかげんの頭を、パッと持ち上げてくれた。会場みんながそう感じたことだと思う。
目線が上に上がることにより、先が見渡せるようになる。
最後に講師が、
「社長が頑張らなくて、どの社員がついて行くか!」
で締められた。
まったくもってその通りであり、クタクタの中、隣町の焼津まで足を運んだにもかかわらず、逆に榮喜をもらってかえって来られた。
有意義な時間とは、まさにこの様な時間のことだとつくづく感じました。
「頑張れ、おれ!」