約半日かけての講習会。
開始も午前中からだったので、大方の仕事はスタッフさんにお任せして出かけてきました。
今回の講習会はフランス現地そのままに近いレシピでの講習。
普段は日本人ウケしそうな感じでアレンジするものだけど、このパンがそもそも現地ではどういった感じで作られているパンなのかということを知る意味でも、個人的には有意義な講習会でした。
フランスとおおざっぱに言いましたが、ホント言えばもっとコアな地方の独特なパン。

このパンは、それこそ現地でも作れる人がいなくなりつつあるパン。
見た目イビツだけどそれが良いらしい。
製法も、ベーグルのように茹でて焼くのだけど、ベーグルとはまた違うパン。
100人いて、数名好きな方がいるかどうかというパンだと講師の先生はおっしゃっていたが、個人的に好きなパンだ!
これが売れるかどうかは別として、自分で作って自分で食べる。
そんな良い意味でも悪い意味でもなく、ビビビっときた逸品!
こうしたマニアックなパンが今回多数学べたのは大きい!
また、そもそもフランスをはじめ、海外(おおざっぱに)ではおっきなパンを買ってきて、家庭出きって食べるというのが主流。

日本と言えばそうではなく、一人一人分ずつに小分けになっているのが主流ですよね。
これは、今のように日本の食文化にパンという食が根付きだした頃から始まった核家族がが影響しているわけで。
そんなフランスなども近年核家族化が進んでいて、一時よりも大降りのパンから小ぶりのパンへとシフトしていく傾向にあるという。
また、近年ミキサー等で生地を練るため、なかなか手ごねの機会が少なくなってきている。
こうした中で、19世紀当時のフランスで手ごね製法のフランスパンを今一度学び直したりもした。

最初は地味な講習に終わるのかと(講師本人が言っていたのだから)思ったが、いやはやなんのなんの、実に興味深い話が聞けた講習会だった。
実はこの日、昼過ぎからどうも体調が悪くなり、体の節々が痛くなったので、
ありゃ?こりゃ~風邪か?
しみずママチャリライド2010の打ち合わせもキャンセルさせてもらい、早々に布団に潜り込んだ。
おかげで今日は大分良いみたい。
さ~て、次なる新商品に向けて頑張るぞ~!