そんな時、一冊のホッチキス止めのコピーが出てきた。
どうやら昭和20年の文章らしい。
昭和20年だと、まだここのパン屋も出来ていない。
どうしてこんな文面が出てきたんだろう?
難しい漢文だらけで、理解できる漢文を読み取っていくと、どうやら第二次世界大戦の講義文章の写しらしい。
文面の末には、当時の内閣の官僚の名前がズラリ!
当時の内閣総理大臣の名前には鈴木貫太郎の文字が。
他にも陸軍大臣・海軍大臣などなど。。。
どうしてこんな文章が出てきたのかは不明ではあるが、とりあえず祖母に手渡した。
なにやらその漢文を見るなり懐かしそうに眺めていたが、やはり読めないし、何故会社の資料の中に紛れ込んでいたかも知らないという。
なんだかとってもミステリアスな出来事だった。