東野圭吾著『秘密』

東野圭吾らしい伏線のもと最後にでてきた二人の秘密。
ネタバレさせるつもりはないけれど、
この本読んだことある人、どういう感想もった?
きっと、大きく分けて4つの見方があるんじゃないかな~って。
噛みしめれば噛みしめるほど、考えれば考えるほど、いろんな見方が見え隠れして。
わたしはある程度年齢も近いことから、男性主人公と重ねて読んでいた。
これが女性の立場だったらどうなのか?
いや、もっと客観的に見てどうなのか?
読み終わった後、ポッカリと大きな穴が胸の辺りに開いていた。
空虚感と言うべきなのだろうか。
面白いと、一言では片付けられない、読み手によって様々に結末の意味合いが変わる、実に興味深い一冊だった。
秘密があるが故の結末。
胸が苦しくなる。。
読めばわかる。そして、じっくり噛みしめてください。
monpaからのお奨め本です。